21世紀には、「心」の生成や制御のしくみが解明され、精神疾患や情動障害の治療に役立てられることが期待される。「心」の中でも根元的・本能的な部分である、快・不快や不安、抑うつなどの情動の分子機構解明に向けた研究について紹介する。
(南 雅文 ミニ総説「情動の分子薬理学―QOL向上の分子基盤―」序文 p.1)