生体内の恒常性維持に働くホルモンや必須栄養素群とリガンドとする核内受容体群が情動行動制御に関わることをマウス行動学的手法・遺伝学的手法を用いて明らかにした。この成果から、動物の生命維持を導くために、外的・内的な様々な環境要因の変化が情動行動に反映されるメカニズムの存在が示唆された。
(喜田 聡 核内受容体による情動行動制御 p.17)