情動を正確に理解するには、そのシステムを分子的基盤から理解することと、小動物からヒトまでを用いた多様な研究手法を統合した脳機能研究が必要である。本ミニ総説ではこのような広い視野に立った最近の情動研究を紹介する。
(谷内一彦 ミニ総説 「情動のメカニズム研究の最近の進歩:動物からヒトへの外挿」序文 p.67)