糖尿病はインスリン作用不足に基づく持続する高血糖と特有の合併症を特徴とするが、最近の研究により、その病態に酸化ストレスが大きく関与していることが明らかとなってきた。糖尿病状態における酸化ストレス亢進機序とその意義について考察する。
(水田雅也 インスリン作用不足と酸化ストレス p.125)