遺伝子組換え動物作製法の開発に伴い、実験動物としてマウスを用いることが増加している。既製のマウスを導入する場合は検疫が重要である。少人数のグループが新しくマウスを作製する場合は競争を避け、解析する遺伝子の選択、研究計画の進め方を熟慮する必要がある。個々のマウス解析法は、マウス作製法に比べ遅れているが、日本国内には効率よい機能解析のために、個体動物解析手法データベースがある。
(村上 学 モデル生物:マウスを用いたゲノムDNA解析 p.209)