ヒスタミンH1受容体の発現レベルは脱感作機構と受容体遺伝子発現亢進機構の2つにより調節され、この結果,受容体を介するシグナルが調節される.そして、H1受容体遺伝子とヒスチジン脱炭酸酵素遺伝子の発現亢進が起こることが、アレルギー症状を発現させると考えられる.
(福井裕行 ヒスタミンH1受容体の発現調節機構とその意義 p.245)