I型アレルギーの代表的疾患である花粉症の患者にとって最も苦痛を強いる鼻炎症状の一つが「鼻閉」であり、その治療にはグルココルチコイドの点鼻が用いられている。我々はスギ花粉を抗原としたモルモットアレルギー性鼻炎モデルを用い,鼻閉の発症にはいくつかのメディエーターが大きな役割を果たす可能性を示唆した。
(奈邉 健 モルモットアレルギー性鼻炎モデルを用いた鼻閉の発症機序の薬理学的解析 p.271)