パブロフの古典的条件付けを基本原理とした単純な恐怖のモデルであるconditioned fearについて、ラットを用いた動物実験の具体的な実験手技について紹介し、さらに脳局所破壊実験によって明らかになったconditioned fearの神経回路とconditioned fearにおける中枢セロトニンの機能的役割について概説した。
(井上 猛 Conditioned fear におけるセロトニンの役割 p.385)