Chemical Genomics が勃興するのに平行して化合物情報のデータベース化が進行している。しかし,薬理学においてはデータのみならず事物や概念を記述するための体系(オントロジー)が確立されていない。薬理学の知識をコンピュータが理解できる形で記述するための方策を考えるべきではないだろうか。(金子周司 化学とゲノミクスの架け橋:薬理学と情報科学の距離 p.398)