富山医科薬科大学 和漢薬研究所 生物試険部門
〒930-0194富山市杉谷2630

和漢薬研究所の薬理部門である本研究室は,渡邉裕司が1987年に教授に昇任し,その後,助教授・松本欣三,助手・東田道久,文部技官・村上孝寿のスタッフを整えて,現在に至っております.

今春,本研究室は外部評価を受け,諸先生方の貴重な御助言・御指導を賜り,新世紀の薬理学研究に貢献すべく気持ちを新たにしているところです.折しも第51回北部会(9月30日)のお世話をさせていただくこととなりました.

諸先生方のご協力をよろしくお願い申しあげます.本研究室の主な研究テーマは,1)脳血管性痴呆病態モデル動物の確立とそれによる和漢薬およぴ抗痴呆薬の薬効評価,2)心理的ストレス反応に関与する神経機構,生体内分子とその制御,3)遺伝子発現を指標とした薬物作用機序の解明と和漢薬作用を掲げ,精力的に研究を進めております.

実験手法としては,行動薬理学的な薬効許価から,NO,生理活性アミン,脳内ステロイドの定量等の生化学的手法,卵母細胞や海馬スライスを用いた電気生理学的検出,各種発現遺伝子の定量ならびに新規遺伝子のクロー二ングに至るまで,まさに動物個体から分子・遣伝子までのあらゆる場面での生理作用・薬物作用の解明に対応できる体制を整えつつあります.

他の研究室,特にイリノイ大学やタイの各大学など海外との共同研究も盛んに行い,中国,韓国,タイ,エジプト,クロアチア等からの研究留学生が多く在籍するなど,国際色豊かな教室となっています.

教室は和漢薬研究所の最上階にあり,窓から立山連峰が一望できる景勝の立地条件にありますので,お近くにお立ち寄りの際には是非お訪ね下さい.

東田道久 e-mail tohdam@ms.toyama-mpu.ac.jp

 

研究室訪問 メニュー へ戻る