大塚製薬(株)医薬第二研究所
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〒771-0192徳島市川内町加賀須野463-10 |
淡路島から,大鳴門橋を渡り,国道11号線を徳島市方面に向かって走りますと,左手に9階建てのビルの壁一面に陶板で描かれた岡本太郎画伯の「生奇踊る(瀬戸内寂聴命名)」が見えて参ります. これは大塚製薬(株)徳島研究所が入った建物で,当研究所はその隣の2階建ての建物の中に位置しております.このあたりは,四国三郎吉野川の河口近くであり,自然が多く残った風光明媚なところです. 当研究所は,昨年10月の研究所再編成に伴い,大塚製薬として初めて中枢疾患を専門に創薬研究する研究所として設立されました.中枢疾患研究に惰熱を燃やす研究者が一つの研究所に集えたことから,今後より効率的な創薬研究が実施できるものと考えております. 小規模な研究所ではありますが,現在Phase IIIの段階にある新規抗精神病薬AripiprazoleおよぴPhaseIIの段階にある新規抗うつ薬OPC-l4523を柱とした機能精神病治療薬の開発のみならず,神経変性疾患に対する創薬研究も積極的に進めております. Aripiprazoleは,昨年,プリストル・マイヤーズスクイブ社との共同開発販売契約が締結ざれて,安全性の高い優れた抗精神病薬としての上市を目指し,現在,全社的に作業が進められているところです. 今後も,弊社の企業理含「Otsuka people creating new products for better health worldwide」に基づき,国内外で中枢性疾患に苦しんでいる患者さんや,治療に当たる臨床家に対して,新たな優れた薬剤の選択肢を提供し貢献できるよう,研究員一同協力して進んで行きたいと考えております. 所長 菊地 哲朗
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