日本新薬(株)創薬研究所
〒601-8550京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14

昨年,わが社は創立80周年を迎えました.本社は創立以来,京都の地にあり,伝統を守りながらも常に新しいことにチャレンジするという歴史的,地理的風土のなかで企業活動を続けて来ました.

この間,「現代病に挑戦する」をキャッチフレーズとして,新規医薬品の創製を目指してきましたが,常にその開発コンセプトは「ユニークなもの」,「オリジナルなもの」でありました.なかでも,泌尿器系用剤が売上高の約30%を占めており,得意領域として今後ざらにこの領域への注力を目指しています.

創薬研究所は京都の本社地区にある西部創薬研究所と,1997年つくば市に新設された東部創薬研究所から構成ざれています.西部創薬研究所では,開発候補品の評価・検証と医薬品としての最適化の他に,新薬開発研究の立案,シーズ探索を行っています.

これまでに,泌尿器系用剤の他,抗リウマチ剤や非ステロイド性鎮痛・抗炎症剤の整形外科領域用剤,さらに,高血圧・狭心症治療剤や抗潰瘍剤の開発も手掛け上市して来ています.

東部創薬研究所は分子生物学を基盤とした研究態募を敷き,「ゲノム創薬」すなわち病気の原因・治療に関与する遺伝子情報(ゲノム)解析を進めることで,新しい治療コンセプトに基づいた創薬に取り組んでいます.

むろん,西部創薬研究所との連携を大切にしていることは言うまでもありません.2000年からは全社スローガンを"健康未来創ります"と一新しました.

そして,新薬開発の国際化に伴い,より大きな視野と,広く,深く,かつ最先端の研究開発態勢が求められるなか,我が創薬研究所も関西と関東の地の利,ヒトの利,歴史の利を生かした研究に日夜励んでいます.

所長 矢野 純一

文責: 鵜飼 洋司郎  

http://www.nippon-shinyaku.co.jp/

 

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