味の素(株)医薬研究所
〒210‐8681 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1‐1  所長  江口 新比古  

 多摩川のほとり,川崎大師の近隣に位置する医薬研究所は1998年の組織再編成により応用研究所,ファイン研究所および生物科学研究所の医薬関連部門が統合され現名称になりました.2000年より味の素ファルマ株式会社の輸液栄養事業に関する研究開発も当研究所内で行われています.

 21世紀の医療ニーズに応えるために医薬研究所では創薬技術の研鑽に努めています.コンビナトリアルケミストリー,ハイスループットスクリーニングならびに遺伝子解析技術といった創薬技術を応用し,「世界に通用する画期的な新薬創出」を目標に「研究開発特化型事業」を志向しています.

当社医薬事業の研究開発領域は,(1)輸液・臨床栄養・消化器,(2)循環器,(3)糖尿病の重点3分野であり,特徴あるアミノ酸栄養医薬品とグローバル新薬の二本柱で事業を展開中です.日本薬理学会に所属している当研究所の研究員は探索研究を中心とした創薬研究所ならびに前臨床研究を中心とした開発研究所に属し,循環器疾患・糖尿病ならびに消化器疾患治療薬のスクリーニング系構築,薬効薬理評価,安全性薬理評価に取組んでいます.

 人々の健康と豊かな生活に貢献できる優れた医薬品を開発していくため,味の素ファルマ株式会社ならびに欧米の臨床開発会社である味の素ファーマシューティカルズUSA,味の素ファーマシューティカルズ・ヨーロッパと手を携え,さらに日米欧の有力企業,大学研究室,研究者とネットワークを通じ,最新の研究情報をベースとした基礎・臨床研究を推進していきたいと考えております.

(創薬研究所 高原 章
   e‐mail: akira_takahara@ajinomoto.com)

http://www.ajinomoto.co.jp/ajinomoto/index.html

 

 

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