大阪府立大学
大学院農学生命科学研究科 応用薬理学研究室 |
〒599-8531
堺市学園町1-1 畑 文明 教授 |
多くの大学での例にもれず,私達の研究室も誰も正確に名前を言えなくなりました.以前の農学部獣医学科獣医薬理学講座です. 標記でも,専攻,分野,講座の名前がぬかされています.先々代の柳谷先生(故人)が第31回,先代の矢ヶ崎先生が第75回,そして私共が今回,第101回の近畿部会を担当させて戴きました.本学会では古くからお世話になっています. 大阪は堺に位置し,クルマの和泉ナンバーが全国に愛されている「泉州」と,河内音頭で親しまれている個性的な「河内」が活動拠点であります.数少ない獣医学教育機関の一つです.「動物を通して人間社会に貢献するという獣医学の理念」が,一番通用しにくいのが獣医学科の学生という,教員が泣き出しそうになる分野でもあります. 獣医学の特性は薬理学研究面では殆ど無く,組織再編にあたり応用薬理学研究室と名前を変えました.研究室は,私と竹内正吉,藤田秋一の教員3人,そして大学院生1人の小家族です.卒研生として学生が4年生の後期から入ってきますので,一見繁昌しているように見えますが,年中経営資金に血眼になっている中小企業がよそ事ではありません. 仕事は,消化管運動制御が主で,日々の研究実験の視野から常に組織全体,臓器,生体を外さないよう心がけたく思っています.今では,ペットも肥満,高血圧,糖尿病,ボケなどおよそ全てヒトと同じ疾患が顕著になってきました.ただ新聞の社会面を見ていますと,ヒトが動物に近づきつつあるのかも知れません.(畑文明 記) 大阪府立大学 大学院農学生命科学研究科 応用薬理学研究室 (真面目一筋教室員の大ブレイク(戎橋にて)
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