山梨大学 医学部 医学科 薬理学教室
〒409-3898 山梨県中巨摩郡玉穂町下河東1110 主任教授 橋本 敬太郎

 現在、教授の橋本敬太郎ならびに助教授の杉山 篤をはじめ、学内講師、助手、大学院生、研究生の合計約15名が循環薬理学に関連した研究を行っています。

 教室開設が1981年ですので、国内ではまだ若い研究室に分類されると思います。研究の手法は遺伝子・細胞・臓器レベルでも最終的に再び個体レベルに還元できるような研究を推奨しています。その中でも橋本は教室開設以来一貫して動物不整脈モデルを用いた不整脈の薬物治療および発生機序の研究を行ってきました。

 国内で販売されている抗不整脈薬の大半は当教室で評価されたものであると思います。現在、イオンチャネルだけではなくトランスポ?タや代謝にも作用して長期予後の改善につながるような抗不整脈薬の開発を進めています。一方、杉山は1990年代に明らかになった非循環器用薬剤によるQT 間隔延長による致死性不整脈の発生などの問題を解決するため、QT 間隔を延長させる可能性のある薬物の評価法および動物モデルを独自に開発してきました。

現在、新薬開発に際してこれらの評価手法の必要性が高まっているので、教室の秘伝にせずに広く公開し、社会に還元できるようにセミナ?の開催も行っています。また、当教室は循環薬理学の勉強をしたい研究者に広く門戸を開いています。

霊峰富士を望む風光明媚な山梨の地で研究に加えてテニスもと考えていらっしゃる研究者を歓迎します。

(文責: 杉山 篤 pharmaco@res.yamanashi-med.ac.jp) 

山梨大学 医学部 医学科 薬理学教室
  http://www.yamanashi.ac.jp/education/medical/clinical_basic/pharmaco/home.html

 

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