福井医科大学
薬理学講座 |
〒910-1193
福井県吉田郡松岡町下合月23 村松郁延教授 |
福井医科大学は,福井市街と永平寺との中間に位置し,近くには鮎釣りで有名な九頭竜川が流れています.薬理学講座は,昭和57年4月に,故木越茂先生を初代教授として開設されました. 平成7年からは,村松郁延が教室を主宰してきています.この間,西尾眞友先生が秋田大学医学部助教授をへて金沢医科大学薬理学教授に,谷口隆信先生が旭川医科大学生化学教授に栄転しました. 現在は,森島繁先生を生理研から講師に迎え,助手2名(鈴木史子,田中高志),大学院生2名,研究生3名,ポスドク1名,事務官1名,技術補佐員2名,教室配属の4年生4名で研究を進めるとともに,医学科・看護学科の授業を担当しています. 教室開設以来,「神経系の薬理」を中心テーマに挙げ,主に受容体の研究を進めてきました.最初の10年程は,古典的薬理学的手法,放射性リガンドを用いた結合実験,電気生理学的手法を用いてきましたが,最近ではこれらに分子生物学的手法も導入して研究を進めています. 現在興味を持っている受容体は,α1アドレナリン受容体,エンドセリン受容体および未知の受容体で,動物や培養細胞だけでなく,臨床講座と共同でヒトのサンプルを用いた研究も進めており,新薬の開発に少しでもお役に立てればと思っています. この度,日本薬理学会近畿部会と第4回国際受容体シンポジウムを合同開催いたしました.北陸・福井で初めての部会であり,また遠路多くの方々が来てくださるか心配しましたが,皆様の御協力を得て無事終了いたしました. この10月に福井大学医学部となりましても,皆様の御指導を,切にお願い申し上げます.おいしい海の幸と福井のお酒を堪能したい方は,是非お立ち寄り下さい.
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