大分大学医学部臨床薬理学講座
教授 中野重行
〒879-5593 大分郡挾間町医大ヶ丘1-1

大分大学医学部(旧大分医科大学)の臨床薬理学講座は,昭和57年4月1日に開講し,昭和57年12月1日には附属病院に臨床薬理センターが開設されました.臨床系に設けられたわが国初めての臨床薬理学講座です.中野重行教授は平成元年に就任しましたが,本年10月1日からは附属病院の病院長を勤めています.現在,講座には,職員5名,大学院生11名,研究生11名,事務官2名が在籍しています.また,臨床薬理センターは,職員4名と事務官1名からなりますが,2名はスタディーコーディネーター(CRC)として附属病院の各臨床部門が実施する臨床試験を支援しております.研究については,薬物の効果と安全性に影響を及ぼす諸要因(薬物代謝およびトランスポータの遺伝的要因,加齢,薬物相互作用,薬物投与タイミング,心理社会的要因,服薬時の説明のし方など)を明らかにするための臨床試験,ワープロ作業能率を指標にしたQOL の評価法の開発,患者個別の薬物治療のための治療的薬物モニタリング(TDM)サービスを実施しております.また,信頼性の高いエビデンスを創るための臨床試験の基盤整備と適正な実施方法に関する研究も実施しており,これらの研究を統合することにより,よりよい薬を創り(創薬),育てるための研究(育薬)活動を推進して,科学的で合理的な薬物治療の確立に貢献することを目指しております.
(文責:堤喜美子)

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