理事長挨拶

理事長就任のご挨拶(2008年9月)

理事⻑就任のご挨拶 成宮 周(京都⼤学) 今回,三品昌美教授の後を受け,⽇本薬理学会の理事⻑をお引き受けすることになりました.

三品前理事⻑,⾺場前々理事⻑は,⻑年の懸案であった学会機関誌発⾏の外部委託を成し遂 げられ,これにより学会事務局の⼀本化と財務状況の⼤幅な改善という⼤きな貢献をされ ました.これは,同時に⾏われたいくつかの事務局運営の整備と相まって,まさに21 世紀 にふさわしい⽇本薬理学会の体制を整えたものと⾔うことができます.両理事⻑始めこれ までの理事の⽅々に深甚なる謝意と敬意を表します.私は,このような⼤きな改⾰の後に⽇ 本薬理学会の舵取りを任され,責任の重さに⾝の引き締まる思いです.幸いに,⾼い⾒識を 有する先⽣⽅が理事に就任されておられますので,共同して運営の責を全うしたいと考え ております.微⼒ではありますが,全⼒を尽くすつもりでおりますので,会員の皆様のご協 ⼒,ご鞭撻をお願いする次第です.

4 ⽉26 ⽇に理事会を開催し,今期の体制を整えました.総務,財務,編集,研究推進,広 報,企画教育の6 つの常置委員会の委員⻑は,それぞれ,中⾕晴昭教授(千葉⼤院医),⾕ 内⼀彦教授(東北⼤院医),⽶⽥幸雄教授(⾦沢⼤院⾃然科学),吉岡充弘教授(北⼤院医), 今泉祐治教授(名市⼤院薬),飯野正光教授(東⼤院医)にお願いしました.また,特別委 員会である年会学術企画委員⻑は,⾚池昭紀教授(京⼤院薬)にお願いすることになりまし た.

床薬理学会や⽇本トキシコロジー学会との連携は益々重要となっていくと考えます.また, 現在の政府の施策は,橋渡し研究や治験体制の整備に傾いていますが,申すまでもなく,こ れらは,基礎となる発⾒があってのものです.薬理学会としては,創薬というかけ声のなか で,基礎研究の重要性を訴えていくことが重要と考えます.最後に,JPS のimpact factor が 2.2 を越え,⽇本の学会誌として,極めて⾼い⽔準に達したことは,まことによろこばしい ことです.歴代の編集委員のご努⼒に敬意を表する次第です.また,JPS への国外(特に, アジア諸国)からの投稿も増加をたどっております.これは,アジアの中での⽇本薬理学会 への期待を表すものと考えます.今後,⾶躍的に発展が⾒込まれるアジアの科学の中で,⽇ 本薬理学会が中⼼的な役割を担う歴史的な時期に来ているのかもしれません.幸い,次期年 会では,元村会⻑のお考えで,⽇中薬理・臨床薬理シンポジウムが年会の⼀部として開催さ れますし,本年の⽇韓合同薬理学セミナーは,韓国薬理学会の年会の中で開催されると聞い ております.今後,アジア諸国の学会との交流が益々盛んになると考えられ,これをシステ ムとしてどう展開するかが課題と考えます.今期,理事会は,上述した諸課題につき,各委 員会での議論に基づき,今後の薬理学会の⽅向性を出したいと考えています.また,何にせ よ,企画し実⾏したものを,評価し,次の企画にフィードバックするという体制が必要です.

今期の理事会は,このような学会としてのフィードバック・サイクルの確⽴にも務めたいと 考えています.会員諸⽒のご⽀援とインプットをお願い申し上げます.

公益社団法人日本薬理学会