理事長挨拶

理事長挨拶(2026年1月)

橋本 均
橋本 均

公益社団法人 日本薬理学会理事長 / (大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学)

理事長のご挨拶

理事長を拝命して2 年近くが過ぎました。

多大なご支援を頂きました会員各位、事務局、関係者の皆様に 厚く御礼申し上げます。

薬理学は、生体と薬物を含む生体内外の化学物質との関わりを、個体から分子に至るレベルで明らかにす る学問であり、薬理学によって生体の理解が進み、それが新たな薬理学を創るというサイクルが回ることで、 生命の仕組みの解明や創薬、薬物治療の発展に貢献してきました。

日本薬理学会はこの考えに沿った様々な 活動を行っており、今後もこの姿勢を継承してまいります。

さて、日本薬理学会は1927 年4 月1 日に設立されており、ご承知のとおり現在、設立100 周年記念事業を 準備し、一部はすでに実施中です。

今年は第2 回日本薬理学会100 周年記念博士研究奨励賞への応募を受け 付け、第99 回日本薬理学会年会(若森実 年会長、2026 年3 月16~18 日、東北大学川内キャンパス)におい て受賞記念講演会および表彰式を開催する予定です。

本記念事業が、皆様とともにこれまでの100 年を振り 返り、次の100 年に向けた未来志向の議論を深める機会となることを願っております。

本会の重要な活動として、学術誌の出版事業があります。

オープンアクセス化されている英文誌(JPS)は インパクトファクターの良好な水準を維持しており、引き続きJPS のステータス向上を期待しています。

日 薬理誌は会誌としての機能に加え、学術的価値の高い優れた総説等を掲載しています。

出版から1 年後には 会員以外の無料閲覧も可能にしています。

両誌とも学術面での社会貢献の意義が大きく、今後も有用な情報 発信を継続していくことが望まれます。

年会、地方部会、市民公開講座、次世代薬理学セミナー、看護薬理学カンファレンス等は、本会の目的を 達成するための最も重要な事業です。

国内外の関連学会との連携・協力を通じて薬理学の進歩を図り、社会 に貢献することも、本会にとって最重要な活動です。

これらの学術活動にご尽力いただいている皆様に、心 より感謝申し上げます。

一方、財政面では依然として不安定であり、持続可能な学会運営への移行が求められています。

また、2025 年4 月に施行されました改正公益法人法への対応にも努めてまいります。

会員の皆様には、今後とも本会の活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和8 年1 月1 日 公益社団法人 日本薬理学会理事長 橋本 均 (大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学)

公益社団法人日本薬理学会