第18 回国際薬理学・臨床薬理学会議(WCP2018)の成功を受けて,国際連携強化を一つの目標として国際対応委 員会を軸に理事会,各委員会が一致協力して,本学会のプレゼンスを高めるための国際化の推進に向けた活動を進 めます.また,年会および部会のサスティナブルな運営ならびに活性化に向け,それらの今後の在り方について議 論を深めます.さらに,今後の中期的目標として,日本薬理学会創立100 周年を迎える2026 年に向けて記念事業 の企画および準備を進めてまいります.
学会機関誌については,編集委員会ならびに広報委員会を中心に経費の節減を目指すとともに会員サービスの向 上に努めます.特に,Journal of Pharmacological Sciences(JPS)の国際誌レベルアップを一層進めてまいります.
財政につきましては,経費削減努力を継続し,その一環として事務局体制を外部委託とし,2020 年度以降もこ の体制を継続して,将来も安定した学会運営体制の構築を目指します.他学会との協働ならびに連携についても, 可能な限り推進し,学会の活性化とともに経費節減を目指します.
次世代の会の活動の推進,薬理学エデュケーター制度の充実,看護薬理学への対応などの検討を行い,女性なら びに若手研究者も含めた学会活動の促進に取り組んでまいります.
本会の更なる発展を目指すため,会員の皆様のご理解と一層のご支援ご協力をお願いいたします.
理事長 吉岡 充弘
(1) 年会の開催
・第 93 回 日本薬理学会年会 年会長:五嶋 良郎(横浜市立大学大学院医学研究科)
2020 年3 月16 日~18 日 パシフィコ横浜会議センター
(2) 地方部会の開催
6 回の地方部会を開催する.
・第142 回 日本薬理学会関東部会 部会長:三枝 禎(日本大学・松戸歯)
2020 年6 月6 日 山崎製パン総合クリエイションセンター
・第137 回 日本薬理学会近畿部会 部会長:見尾 光庸(就実大学・薬)
2020 年6 月20 日 岡山ロイヤルホテル
・第 71 回 日本薬理学会北部会 部会長:若森 実(東北大学・院歯)
2020 年9 月4 日 東北大学大学院歯学研究科
・第143 回 日本薬理学会関東部会 部会長:山田 充彦(信州大学・院医)
2020 年10 月24 日 信州大学医学部
・第138 回 日本薬理学会近畿部会 部会長:川畑 篤史(近畿大学・薬)
2020 年11 月14 日 近畿大学東大阪キャンパス
・第 73 回 日本薬理学会西南部会 部会長:甲斐 広文(熊本大学・院生命科学)
2020 年11 月21 日 熊本大学薬学部
(3) 市民公開講座の開催
科学的で正確な薬理学的知識に基づいて,薬物に関する正しい知識を国民に対して広めること及び薬理学の社会 的重要性を国民に広く知ってもらうための啓発活動の一環として年会,地方部会と連動して3 回の市民公開講座 を開催する予定である.
・公開講座(第93 回年会) 2020 年3 月15 日 はまぎんホール ヴィアマーレ テーマ:「スポーツとくすりと認知症の予防に向けて」
・公開講座(第142 回関東部会) 世話人:三枝 禎(日本大学・松戸歯)
・公開講座(第143 回関東部会) 世話人:山田 充彦(信州大学・院医)
(4) 次世代薬理学セミナーの開催
日本の薬理学研究の活性化及び国際プレゼンスの向上のため,意欲と能力のある若手を育成し,学会活動への積 極的な参画を促すため,若手研究者による若手研究者を対象の次世代薬理学セミナーを開催する.2020 年は部 会に合わせて2 回の開催を予定している.
(5) 薬理学カンファレンス2020 を開催する.第93 回年会会期中他1 回開催予定.
(1) Journal of Pharmacological Sciences を全面電子体のオープンアクセス誌として刊行する.
・2020 年刊行予定:142 巻1~4 号,143 巻1~4 号,144 巻1~4 号
(2) 日本薬理学雑誌(くすりとからだ/ファーマコロジカ)の刊行 ・2020 年刊行予定:155 巻1~6 号 計6 冊
(3) 「医学と医療における日本の薬理学の貢献2020 版(仮題)」パンフレットの作成.
(1) 江橋節郎賞
日本薬理学会名誉会員故江橋節郎先生の生命科学への貢献を末永く顕彰するため,江橋節郎賞を創設し,薬理 学の進歩に貢献した研究者に授与しているが,第14 回選考より,選考対象領域を分けて,年毎に募集領域を公 告し,推薦を受け付ける.
・第13 回江橋節郎賞受賞者の受賞講演は,第93 回年会会期中の2020 年3 月17 日に行われる.
尾藤 晴彦(東京大学大学大学院医学系研究科)
『シナプスと核を結ぶ活動依存的神経可塑性メカニズムの解明と可視化』
・第14 回江橋節郎賞は5 月末日までに募集を公告し,推薦の締切は8 月末日,江橋節郎賞選考委員会の選考 を経て理事会で決定する.
(2) 学術奨励賞
薬理学の進歩に寄与する顕著な研究を発表し,将来発展の期待される研究者に学術奨励賞を授与する.
・第35 回学術奨励賞受賞者3 名の受賞講演は,第93 回年会会期中の2020 年3 月17 日に行われる.
北岡 志保(神戸大学 大学院医学研究科・講師)
『精神・神経変性疾患の病態形成に関与する脳内炎症および疾患モデル細胞を用いた創薬に関する研究』
出山 諭司(金沢大学 医薬保健研究域薬学系 薬理学研究室・助教)
『レゾルビン類の抗うつ作用の機序解明と創薬応用に向けた薬理学的研究』
中村 達朗(東京大学 大学院農学生命科学研究科・特任助教)
『食物アレルギーにおけるPGD2の役割解明と治療,診断への応用』
・第36 回学術奨励賞は5 月末日までに募集を公告し,推薦の締切は8 月末日,賞等選考委員会の選考を経た 3 件以内の候補者について理事会が決定する.
(3) JPS 優秀論文賞
過去3 年間にJPS に掲載された論文の中で引用回数の多い順に毎年約10 編の中から特に優れたものを選出し, その著者にJPS 優秀論文賞を授与する.
・第24 回JPS 優秀論文賞受賞2 編の授与式は第93 回年会会期中の2020 年3 月17 日に行う.
・第25 回JPS 優秀論文賞(本賞授賞の趣旨に則り)3 編以内を決定する.
(4) 年会優秀発表賞
年会学術集会への優れた発表を促し,学問的情報発信の場としての役割を高めるために第93 回年会で一般演題 の中から優秀な発表に対して,10~20 件の年会優秀発表賞を授与する.
(5) 優秀査読者賞
Journal of Pharmacological Sciences の査読者の質を向上させ,掲載論文の国際的価値を高めることに資する 目的で5 名以内にJPS 優秀査読者賞を授与する.
(1) 日本学術会議との連携 日本学術会議協力学術研究団体の一員である本会は,日本学術会議国際対応分科会の活動として国際連携を推 進する.
(2) 生物科学学会連合との連携 加盟団体と情報を共有して「生物科学」の健全な発展に協力するために,定例会議に出席する.
(3) 日本脳科学関連学会連合との連携 加盟団体の一員として,脳科学の発展ならびに普及を通して社会への貢献に協力する.
(4) 国内の関連学術団体と連携して共催シンポジウム等を開催する.
・日本医学会連合加盟学会連携フォーラム 2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜 脳深部刺激(DBS):機能的脳外科領域における解剖・生理・薬理学連携と若手研究者育成
・日本生理学会共催シンポジウム 2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜 精神疾患メカニズム解明に向けた多角的アプローチ~細胞からヒトまで俯瞰して~
・日本臨床薬理学会共催シンポジウム 2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜 薬理と臨床薬理とを1つの舞台に
・日本臨床疫学会共催シンポジウム 2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜 大規模医療データベースを活用した臨床疫学研究による医療や薬剤の評価
・日本実験動物技術者協会共催シンポジウム 2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜
・看護薬理学カンファレンス 2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜
(5) 海外の関連学術団体と連携して共催シンポジウム等を開催する.
・中国薬理学会共催シンポジウム(JPS-CNPHARS Joint Session)
2020 年3 月(第93 回年会会期中),パシフィコ横浜
優れた薬理学教育者を育成・支援し,薬理学の知識の普及及び研究水準向上への貢献を目的として,2019 年よ り薬理学エデュケーター認定事業を開始した.2019年に引き続き2020年度も経過措置による申請を受け付ける.
1 会 員
・2019 年度末の会員数は2018 年度末の会員数4,298 名から,若干,減少する見込みである.
2 業務執行体制の整備と強化
・代表理事,業務執行理事,常置委員会委員長,年会長,次世代の会代表による拡大常務理事会を開催し,様々 な課題に取り組み,理事会の業務執行に協力する.
3 社会に向けて
・公開講座を開催し,科学的で正確な薬理学的知識に基づいて,薬物に関する正しい知識を国民に対して広め ること及び薬理学の社会的重要性を国民に広く知ってもらうための啓発活動を継続する.
・倫理委員会規定を制定し,科学者の行動規範に反する不正行為の防止に取り組んでいる.
4 事務局体制について
・事務局は一つの在り方として,現在,外部委託により運営されている.