名誉会員

2021年

新名誉会員のご紹介

令和3年度通常総会において,本会名誉会員に次の2名の方が承認されました.

稲垣 直樹(いながき なおき)

稲垣直樹先生は,1978年に岐阜薬科大学をご卒業後,同大学院薬学研究科修士課程を修了され,1980年に岐阜薬科大学薬理学教室助手(江田昭英教授)に就任されました.

1987年に薬学博士(九州大学)を取得された後,1989年より米国留学(Johns Hopkins大学,La Jolla Institute for Allery and Immunology),帰国後は岐阜薬科大学薬理学教室の講師,助教授を経て,2005年に教授に就任されました.

2007年からは岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科教授を兼任され,2019年からは岐阜医療科学大学保健科学部教授,2020年からは岐阜医療科学大学薬学部教授として薬理学の研究・教育にご尽力されています.

この間,一貫してアレルギーの基礎研究に従事され,多大な業績を挙げられました.

日本薬理学会では,学術評議員33年,委員会委員7期12年間,第127回近畿部会長を務められるなど,本学会の発展に多大なる貢献をされました.

(文責:山田清文)


福永 浩司(ふくなが こうじ) 

福永浩司先生は,1980年に熊本大学薬学研究科を修了後,同大学医学部において助手に採用され,1985 年に医学博士を取得されました.

1988 年から米国バンダービルト大学 HHMI 博士研究員として研鑽を積まれ,1990 年には熊本大学医学部講師,1993 年には同助教授,さらに2002 年には東北大学薬学研究科教授にご就任されました.

先生は 1982 年に,CaM kinase II(CaMKII)を発見して,精神遅滞のスパイン形成異常におけるCaMKIIの役割,脂肪酸結合タンパク質(FABP)によるドパミン D2 受容体の機能調節,FABP によるレビー小体病の発症機構の解明など,多くの研究成果をあげられました.

神経科学に加えて,CaMKIIとFABPを標的としたアルツハイマー病,レビー小体病の治療薬シーズの開発など,創薬科学にも貢献されました.

学会活動では英文誌 JPS の編集委員長,理事を長らく務められ,日本薬理学会に貢献されました.

これまでの研究成果を事業化されて創薬事業においてご活躍中です.

(文責:若森 実)

公益社団法人日本薬理学会