議論・異論・反論

続:改革私案について (投稿者:帝京大学医学部薬理・中木敏夫) 2002年10月31日

改革案に対する小生の意見を次のように修正したいと思います。

(1) 地方会の件
 衰退しているのは関東部会であって、他の地方会は活発であるというご指摘を関東部会の先生より受けました。関東部会以外に出席したことがない小生は関東部会から他の部会を同様に推測していたに過ぎません。ぜひ、他の部会の先生方のご投稿をお願い申し上げます。また、関東部会固有の問題であるとすれば関東部会で討議すべきことでありますので、この場での先の発言は取り消します。

(2) 人件費の件
 会計上の勘定科目の問題があるので注意が必要であるとのご指摘を受け、再度この問題を見直した結果、次のような結論になりました。
  人件費は実際の業務上では事務局の業務だけでなく、雑誌の編集にも関係してくるはずです。事実、平成6年度では人件費は編集費と管理にそれぞれ20,250,000円、10,300,000円が計上されています。ところが、平成7年度から人件費はすべて管理費に計上されるようになっています。ただし、平成7年度には管理費の人件費として2細目が記載されており、編集部19,200,000円、事務局13,284,443円となっています。それ以降、直近の平成13年まで人件費はすべて管理費に一括して計上されており、人件費の内訳は外からは分からないようになっています。
  本来、事務局に計上されるべき人件費は編集に関わる人件費を除いて考える必要があるとおもいます。そのように見直しますと、管理費の3/4が人件費ということではなく、平成元年から6年までを見ますと、26.8, 31.3, 53.0, 44.9, 48.9, 38.6%となっています。したがって、管理費に占める人件費の割合は著しく大きいとは言えないと思います。

  以上のように修正いたします。


改革私案について (投稿者:帝京大学医学部薬理・中木敏夫) 2002年10月15日

唐木先生の改革試案は重要なことが多く含まれていると思います。特に関心を持ちましたのは部会のことと管理費のことです。

1)部会
現在の部会は演題数も少なく、集まる研究者数も少ないため議論が盛り上がらないのは当然のことと思います。事実上部会(地方会)は崩壊していると思いますので、部会制(地域別の)は廃止した方がよいと思います。交通機関が発達した現在ではとくにメリットはなく、参加研究者数が少ないデメリットだけが残っているように思います。そこで、唐木案にあるように年会を2回にするか、もしくは専門域別にするかなどにすることに大賛成です。あるいは、移行措置として、年会1回でもよいと思います。部会や年会を減らすと名誉会員資格が取りにくくなるからという反対理由を昔耳にしたことがありますがこれは論外です。これが意外と改革の抵抗になっているのでしょうか。であるとすれば、名誉会員制度についても再考慮が必要と思います。たとえば、名誉会員は国内外を問わず、薬理学会会員歴のない非会員に限るべきであると思います。定年に達した会員については、今後は永年会員一本としたがよいと思います。ちなみにASPETはそのようにしているようです。永年会員は理事会の推薦ではなく申請制として、その申請資格は会員歴の年数(例えばASPETは30年)のみにすべきと思います。そのうえで審査し、決定すればよいと思います。

2)管理費
会費の殆どが人件費であるのは異常であると思います。人件費は全体の1/3以下にすべきであるとおもいます。すなわち、現在の半分です。これはデリケートな問題と思いますが、これを解決しない限り発展は難しいと思います。


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