議論・異論・反論

部会に対する意見(投稿者:横浜市立大学医学部薬理学教室・五嶋良郎) 2002年11月21日
 

 私は薬理学会の地方部会の良さが良く分かります。しかし今のままでは重要なディスカッションが不足しており、質疑応答も極めて乏しいと感じています。

  私は地方部会の重要さを感じ、若手育成の重要な場としてなんとか地方部会を位置付けられないものかと考えてきました。できるだけ参加し、ディスカッションをもりあげようと努力してきました。しかし残念ながら全体的にいって座長の先生方や参加の先生方の「おとなしさ」は相変わらずです。そしてこれは一つには薬理学会があまりにも薬理のアイデンティティーにこだわって、薬に一見無関係な基礎研究をある意味で意識的に無視してきた結果であると思っています。「薬理というのは何をやってもよい」という雰囲気が感じられる学会であるべきだと私個人は強く感じています。
  その理由は生体のしくみがわかってくると必ずそこに関連する機能分子について創薬ターゲットとしての可能性が考えられるようになるからです。私は地方部会を年一回にすることを提案したいと思います。それも学会のたてこまない時期を選んで開催し、自由な議論と交流の場を設けるのがやはり望ましいと考えます。

  以上私見を述べさせていただきました。やはり近隣の者同士が切磋琢磨しあいながら、次世代を担う若手を育成していく大切な場としてなんとか関東部会継続発展させていけないものかと考える次第です。


議論・異論・反論へ戻る
この投稿への意見・反論などは、広報委員会までお願いします。

このページの先頭へ