私は、近畿部会に所属し、学会発表を行うときは多くの意見を受けると興味を持っていただけた発表だと思い非常にうれしい思いをすることがあります。しかしながらいくつかの演題を発表した際、心苦しい座長の先生からの質問を受けることがあります。
「小生、不勉強で、教えていただければ・・・」といった感じです。
抄録に書かれた内容で全く勉強もせず、その場の流れだけでザックバランな質問をするだけであればたいていの研究者なら可能でしょう。
まとまったセッションというのは、やはり座長が場を仕切って(少し威張った感じのする場合もあるが)とりまとめたものだと思います。そのようなセッションでは、情報の交流も活発ですし、質問もより高度になり知の喜びといわないまでも、勉強になると感じます。
他の専門性の高い学会では、非常に活発な討論がなされ、研究者同士が学会を情報交流の場としてだけでなく創造性の高い会が開催され、薬理学会と対照的であると感じています。
座長の選考には学閥や専門性によることと思いますが、先に述べましたように薬理学会が「面白くない学会」になりつつあると思います。
これから益々情報があふれ、研究手技等の高度化が予想され、学会の果たす役割も変化すると思います。よりよい学会にするためにも、生温い座長の先生は、ご遠慮いただくべきだと考えます。
無礼なこととは承知しておりますが、是非改善いただければと存じます。
|