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The protease-activated receptor-2 agonist induces
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Atsufumi
Kawabata 1, Mitsuhiro Kinoshita 1, Hiroyuki Nishikawa 2, Ryotaro
Kuroda 1, Minoru Nishida 2, Hiromasa Araki 2, Naoki Arizono 3, Yasuo Oda 1 and Kazuaki Kakehi 1 |
1 Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kinki University, Higashi-Osaka,
Japan 2 Research and Development Center, Fuso Pharmaceutical Industries Ltd., Osaka, Japan 3 Department of Zoology, Kyoto Prefectural University of Medicine, Kyoto, Japan |
トリプシン,トリプターゼなどで活性化されるG蛋白共役7回膜貫通型受容体の一種で あるPAR-2 (protease-activated receptor-2) は、消化器系臓器全般に広く分布し、 平滑筋運動の調節および唾液腺、膵臓の外分泌の制御に関与している。 本研究において、著者らはPAR-2アゴニストを全身性投与することにより胃粘液の分泌が著しく 増加することを見出した。この効果はジクロフェナックでは抑制されず、カプサイシ ン前処置により消失したことより、感覚神経の関与が示唆された。 一方、CGRP、およ びタキキニン(特にニューロキニンA)によっても粘液分泌が誘発され、PAR-2アゴニ ストの効果はCGRP1あるいはNK2受容体拮抗薬によっても阻害された。最後に、PAR-2 アゴニストは塩酸・エタノールあるいはインドメタシンにより誘発される胃粘膜損傷 モデルラットにおいてカプサイシン感受性の強い胃粘膜保護作用を示した。 以上よ り、 PAR-2は胃粘膜保護薬開発のための新しいターゲットになりうることが強く示唆さ れた。 Corresponding author:川畑 篤史 kawabata@phar.kindai.ac.jp. HP: http://www.phar.kindai.ac.jp/LaboHome/byoutai/kawabata/kawabata.htm |