学会員の論文紹介

著者自身により、最近の論文を紹介するコーナーです。
ご投稿お待ちしています。広報委員会へご送付ください(自薦・他薦は問いません)。

モルモット心筋におけるα受容体刺激による陽性変力作用には、
IP3によるCa遊離が関与する。

(東京大学・院・獣医薬理・宮本重規)
Sphingosine1-phosphateによる陽性変時、陰性変力および冠動脈収縮作用。
(山梨医科大学・薬理・杉山 篤)
h1カルポニンKOマウスでは平滑筋のcrossbridge cycling rateが増加し、
latch stateが消失する。
(東京大学・院・獣医薬理・善本亮)

h1カルポニンKOマウスにおいてもCa感受性増加機構は変わらず
機能している。
(東京大学・院・獣医薬理・善本亮)

アミオダロンはNa/Ca交換体を抑制することにより、心筋保護作用
に関与している可能性がある。
(福島医大・生体機能・渡邊康秀)
血管平滑筋細胞におけるP2X1受容体のスプライシングバリアント
の機能解析より膜移行に重要な配列を発見。
(福岡歯科大・薬理・山崎純) 
線維芽細胞におけるCalf serum刺激による細胞内Ca濃度
の増加はSRからのCa遊離に依存し、初期の張力発生に不可欠。
(昭和大学薬学部・薬理・野部浩司)
脳内のnativeなシナプスにおいて、シナプス前のATP受容体
の活性化が直接的グルタミン酸放出を引き起こすことを明示。
(慈恵医大・薬理・加藤總夫)

LPS曝露による消化管筋層間常在型マクロファージからの
iNOSとCOX-2誘導と消化管運動抑制。  
(東京大学・院・獣医薬理・堀 正敏)

G蛋白共役型プロテアーゼ受容体PAR-2アゴニストが
神経を介して胃粘液分泌を促進 し胃粘膜保護作用を示すことを証明。
(近畿大・薬・病態生理・川畑 篤史)
心臓交感神経節にはACE依存性・chymostatin感受性
chymase非依存性の局所性renin-angiotensin系が存在。
(福岡大学・医・薬理・櫛来 和司)
トロンビン受容体PAR-1が胃粘膜において保護的役割を演じていることを証明。
(近畿大・薬・病態生理・川畑 篤史)

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