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Presence
and possible role of spliced isoform of P2X1 receptor in rat vascular smooth muscle cells |
T.
Ohkubo, J. Yamazaki Y. Nakashima* and K. Kitamura. |
Department
of Pharmacology and Internal Medicine*, Fukuoka Dental College,
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ラットの腸間膜動脈のcDNA libraryからP2X1受容体(P2X1(w))とその splice variant(P2X1(v))をクローニングした.このP2X1(w)はラット輸精管で報告されているP2X1と同一のアミノ酸配列を持っていた. P2X1(v)でsplicingを受けた27アミノ酸残基は、糖鎖が結合すると推定されるAsn184 を含む細胞外ループ部にあった. RT-PCR法によって、血管平滑筋、輸精管、脊髄、心臓にはP2X1(w) mRNAの局在が確認され、P2X1(v) mRNAは脊髄を除く検討したすべての組織で検出された. P2X1(w)または(v)のcDNAを導入したHEK293細胞でwhole-cell電流記録を行なった. P2X1(w)導入細胞において、ATPは速い脱感作を伴う、Ca2+透過性が高い非選択的陽イオン電流を惹起した.その一方で、ほとんどのP2X1(v)導入細胞ではATPは電流を惹起しなかった. また、Asn184 の点変異をP2X1に導入したクローンにおいて、ATP誘発電流は強く抑制された. 各クローンの細胞内での局在をGFP-fusion蛋白の蛍光として調べた結果、GFP-P2X1(w)は細胞膜に強く局在したが、GFP-P2X1(v)は細胞質内に拡散した像として観察された.また、P2X1(w)とGFP-P2X1(v)を共発現させた細胞では部分的にGFP-P2X1(v)の細胞膜への移行が見られた. この結果は、P2X1(v)の膜での発現がAsn184を含む細胞外ループ部の部分的な欠損によって阻害されるが、P2X1(w)との共発現によってP2X1(v)の膜移行が可能になることを示唆する. |