日本薬理学会について

理事長挨拶(2017年1月)

  理事長 赤池 昭紀

第18回国際薬理学臨床薬理学会議(WCP2018)の京都開催を来年の7月に控え,組織委員会と協力して国際会議に向けた準備を進めて行くとともに,これを契機として薬理学会の更なる活性化を図ることを本年度の重点目標とします.具体的には,日本臨床薬理学会をはじめとした国内学会および製薬関連企業との協力を強化していきます.さらに,国際薬理学連合(IUPHAR)およびアジア・オセアニア各国,米国,英国の薬理学会との連携について,強化を進めて参ります.このような国際連携強化の一環として特別委員会に国際対応委員会が設置されており,本委員会を軸に理事会,各委員会が一致協力して、WCP2018の成功と学会国際化の推進に向けた活動を進めて参ります.学会機関誌については,編集委員会ならびに広報委員会を中心に更なる質の向上に努めます.特に,国際情報発信強化補助金を用いたJournal of Pharmacological Sciences (JPS)の国際誌レベルアップを一層進めて参ります.さらに,次世代の会の活動の充実,薬理学エデュケーター制度の導入などの検討を行い,若手研究者も含めた学会活動の促進に取り組んでいきます.財政状況につきましては,会費収入の漸減傾向が続いていますが,前期理事会での出版事業の外部委託などによる経費削減により,収支バランスが好転してきました.これを機会に,会員管理システムのリニューアルを行い,それと連動した諸種システムなどの一本化を図り,会員の方の手続きの利便性の向上を目指します.平成31年度までの継続が決定されている事務局体制につきましても,3月の総会を目処に,平成32年度以降の事務局体制に関する方針を決定し,将来も安定した学会運営体制の構築を目指します.本会の更なる発展を目指すため,会員の皆様のご理解と一層のご支援ご協力をお願いいたします.

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