日本薬理学会について

理事長挨拶(2018年1月)

  理事長 赤池 昭紀

 第18回国際薬理学・臨床薬理学会議(WCP2018)の京都開催が,いよいよ今年の7月に迫ってきました.WCP2018は第91回日本薬理学会との同時開催になります.日本薬理学会は,WCP2018組織委員会と協力して国際会議を成功させるとともに,薬理学会の更なる活性化を図ることを本年度の重点目標とします.国際連携強化の一環として特別委員会に国際対応委員会が設置されており,本委員会を軸に理事会,各委員会が一致協力して,WCP2018の成功と学会国際化の推進に向けた活動を進めます.

 さらに,WCP2018終了後の2019年以降の年会の活性化に向けた活動も年会学術企画委員会を中心に進めます.

 学会機関誌については,編集委員会ならびに広報委員会を中心に更なる質の向上に努めます.特に,国際情報発信強化助成金を用いたJournal of Pharmacological Sciences (JPS)の国際誌レベルアップを一層進めてまいります.新しい薬理学パンフレット(邦文および英文)も作成する予定です.

 次世代の会の活動の充実,薬理学エデュケーター制度の導入,看護薬理学への対応などの検討を行い,若手研究者も含めた学会活動の促進に取り組んでいきます.

 財政状況につきましては,会費収入の漸減傾向が続いていますが,前期理事会から引き続いての経費削減の努力により,収支バランスが好転しました.それを受けて,会員管理システムのリニューアルを行い,連動した諸種システムなどを一本化しました.今後も会員の方の手続きの利便性の向上を目指します.事務局体制につきましては,2020年度以降も5年ごとの見直しを行いながら継続することを決定しましたので,新規職員の採用等も含め,将来も安定した学会運営体制の構築を目指します.

 本会の更なる発展を目指すため,会員の皆様のご理解と一層のご支援ご協力をお願いいたします.

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