日本薬理学会について

理事長挨拶(2019年1月)

  理事長 吉岡 充弘

第18回国際薬理学・臨床薬理学会議(WCP2018)が,京都において成功裏に終了しました.日本薬理学会は,WCP2018組織委員会と協力してこの国際会議を成功させるとともに,薬理学会の更なる活性化を図ることをこれまでの重点目標としてきました.今後はこの流れを継続・発展させるため,国際連携強化を一つの目標として国際対応委員会を軸に理事会,各委員会が一致協力して,本学会のプレゼンスを高めるための国際化の推進に向けた活動を進めます.また,2019年以降の年会の活性化に向けた活動も年会学術企画委員会を中心に進めます.さらに,今後の中期的目標として,日本薬理学会創立100周年を迎える2026年に向けて記念事業の企画および準備を進めてまいります.

 学会機関誌については,編集委員会ならびに広報委員会を中心に更なる質の向上に努めます.特に,国際情報発信強化助成金を用いたJournal of Pharmacological Sciences (JPS)の国際誌レベルアップを一層進めてまいります.

 次世代の会の活動の充実,薬理学エデュケーター制度の導入,看護薬理学への対応などの検討を行い,若手研究者も含めた学会活動の促進に取り組んでいきます.

 財政状況につきましては,会費収入の漸減傾向が続いていますが,経費削減努力を継続し,その一環として会員管理システムのリニューアルを行い,連動した諸種システムなどを一本化しました.今後も会員の方の手続き利便性の向上を目指します.

 事務局体制につきましては,2020年度以降も5年ごとの見直しを行いながら継続することを決定し,新規職員の採用を行いました.将来も安定した学会運営体制の構築を目指します.

 本会の更なる発展を目指すため,会員の皆様のご理解と一層のご支援ご協力をお願いいたします.

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