日本薬理学会について

理事長より(2002.9.12)

今期の理事会選出理事の選考にあたって、メールを中心に学術評議員に学会活動全体に対するご意見、ご要望を募りました.約200名の方から貴重なご意見を頂き、総務委員会でまとめて理事会に報告されました.このアンケート結果は、ホームページに掲載しておりますので、是非ご欄ください。今期の理事会で対応できるものから、総務委員会、編集委員会を中心に実行するつもりです.

 7月にはIUPHARのサンフランシスコ学会に参加しました.全体には昨年のアメリカでのテロの影響か、参加者が3000人に達しない規模で、従来の国際薬理と比べて寂しい感じでした。サタライトシンポジウムにも前後に参加しましたが、参加費が高い、場所が離れているなどの理由で、本会議には参加しない人が多かった様で、そのせいでサンフランシスコの参加者が少なくなったのかも知れません。また専門化された会のほうが魅力的なせいかもしれません.企業の展示も少なかった反面、展示スペースは余裕で、一般演題のポスターは4日間展示されており、良い試みだと思いました.サンフランシスコは寒いくらいだったので、日本からの参加者には猛暑から逃れられ、専門以外の進歩を知るには良い機会ではありました.4年後は中国が主催しますが、必要があれば、IUPHARを盛りたてるお手伝いが必要かもしれません.IUPHARのpresidentになったP.Vanhoute先生の発表では、その次の2010年のコペンハーゲンでは国際臨床薬理学会と一緒にやることが決まりしたし、また2年後のブリスベンでの国際臨床薬理学会にも、協力するとの事で、今後の薬理学が、本来の姿であった臨床薬理も含んだ形に戻る事も考えなければならないと思いました.

 部会の季節にもなりました。学会への参加を含め、学会活動によろしく御協力下さい。

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