お知らせ
トップ > お知らせ > 事務局からのお知らせ >「薬理学会年会に関するアンケート」まとめ

「薬理学会年会に関するアンケート」まとめ

「薬理学会年会に関するアンケート」にご協力いただきありがとうございました。頂いた御意見をまとめましたので、ここにご報告申し上げ、今後の年会の発展のための参考にさせていただきます。今後ともご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

2008年1月 年会学術企画委員会

実施期間: 2007年3月1日-31日
対象 : 日本薬理学会学術評議員
回答数: 124名

アンケート質問一覧

  1. これまでの年会についての大局的御意見をご記入ください
  2. 年会の時期について
  3. 年会開催の場所について
  4. 特別講演、教育講演について
  5. シンポジウムについて
  6. 発表の方法について
  7. 年会中のスケジュールについて
  8. 年会の前後に行っている研究会や学術集会など、いわゆるサテライトについて
  9. 今後、年会と並行または合同で開催したい学会など
  10. 関連領域との連携など
  11. 他の学会との関係
  12. 参加者を増やすための方策など
  13. 広報について
  14. 賞について
  15. 総会について
  16. 懇親会について
  17. その他の御意見

(質問1と17は、できるだけ多くの意見を掲載しました。)


アンケート回答

1. まず、これまでの年会についての大局的御意見をご記入ください(学術的・社会的コミユニケーションは十分と取れていますか?評価する点、改善すべき点など全体的にみた意見をご記入下さい。以下のアンケート項目と重複してもかまいません)

まとめ:非常に多くの意見が寄せられたので、以下に代表的意見を提示します。

  • 学生に薬理学を講義する上で有用な情報を得ることのできるシンポジウム等が大概開催されている。
  • 社会的コミュニケーションのために重要なイベントである。もう少し長期的な見地に立った(常置委員会の任期を超えた)検討・支援・企画委員会ができないか。私はアメリカ心臓学会 (AHA) のやり方を参考にいろいろ考えているのですが、学会の目的は、学術年会とpublicationであり、そのattractivenessを維持してゆくためにもっと力を注ぐ必要がある。
  • 他学会との連携を強化すると共に、学会としての意義と理解を一般の方々にも一層深めていただきたい。学会としての社会貢献は非常に重要な部分である。
  • 日本生理学会大会との定期共同開催を提案致します。会期も4日とすれば、参加者にとって貴重な情報源となり、また、時間的・経済的負担も軽減されると考えます。これは、米国や欧州の生化学会―分子生物学会の考え方と合致するものと説明されています。
  • 新製薬企業化からの新薬に関する発表を増やせないか。製薬企業からの学会参加を促進するためにも、基礎だけでなく、臨床に関連したシンポジウムや臨床系の研究者が発表できるセクションをもっと設けるべきではないか。
  • 各専門の学会(神経科学会・化学会/循環器病学会/消化器病学会などなど)が隆盛を誇っている中、薬理学会という薬品作用学を中心とした、分野については何でもありの学会が、何処までその学術性を追求できるのかという点ではやはり難しい状況にあると思います。国内外のそれぞれを専門とするサイエンティストが薬理学会に集まっていないと感じますし、今、薬理学の専門性とは何かが問われているのではないかと思います。
  • 分子細胞学や遺伝子関連の報告が多く、薬理学本来の薬としての発表が極めて少ない。個体に投与する丸ごとの概念が希薄で社会的要請に寄与していない印象がある。
  • 年会がほとんどシンポジウムなどを中心にしたものになってきた感がある。
  • 学術集会の基本である一般演題(口頭発表、ポスター発表)が薬理学会年会では冷遇されている。口頭発表時間は世界的に10分発表・5分討論と相場が決っているが、年会では9分・3分と短い。ポスター発表も、現状では学術的コミュニケーションが十分取れているとはいえず、スペースや時間配分、説明時間など工夫が必要だ。

2. 年会の時期について(薬理学会が財団法人となり、会計年度の都合上、年会は年度内に行うこがと決まっています。3月は卒業式や人事異動などがありますが、これまで同様3月に行うとするといつごろがよろしいでしょうか?また、他の時期をご希望の場合もご記入ください)

まとめ:3月ならば、中旬がよいという意見が多い。3月15-19日に固定する案。

問題点は、入試C日程(中期日程)と重なること。3月20日以降は、卒業式、循環器学会、薬学会がある。国公立大学後期入試は3月12日。2月は私立大学入試がある。

3.年会開催の場所について(参加人数と演題数の関係で、開催できる都市が限られてしまっているのが現状です)

まとめ:学会の規模から、限られた都市での開催は致し方ないという意見が多い。むしろ、AHAのように、数箇所の都市に絞っておき、順番で行う案。早めに予約したほうが経済的という意見。交通の便のよいところ。たまには地方でという意見もある。

4. 特別講演、教育講演について(年会ごとに組織委員会を立ち上げ、会長の意向をふまえて合議決定されています。79回年会は、特別講演5題、招待講演3題、教育講演3題、基調講演2題でした。80回年会も、特別講演9題、招待講演1題、教育講演2題が予定されています。内容や推薦の仕方、数などについてご意見をお寄せ下さい)

まとめ:現状でよし、会長の意向を反映するほうがよい、という意見が多い。
定年退職する先生に、長年の成果をまとめた最終講義的な特別・教育講演を依頼する案もあり。

5. シンポジウムについて(年会組織委員会がシンポジウムを6月末ごろまでに応募し、決定しています。理事会からも、最近の研究の動向や必要性などを考えて、1-2題シンポジウムを提案しています。シンポジウムの数は、79回年会で30題、80回年会は26題の予定です。シンポジウムの数やシンポジウム企画の方法、取り上げてほしいテーマなど、ご意見がありましたらご記入下さい)

まとめ:現状でよいという意見もあるが、反対意見も多い。

反対意見:数が多すぎる。一題の発表時間が短い。毎年、同じ人が行っている。大学院生や若手研究者の主催するシンポジウムもほしい。他の学会や臨床の先生を入れる。

テーマ:新薬基本物質、新スクリーニング法、腫瘍と創薬(抗体、siRNA、低分子化合物)、イメージング、systems biology、高血圧、腎疾患、心不全、肺循環、疲労の科学、生薬の医薬品への適応、循環薬理学と性差、ホルモン、創薬ストラテジー、記憶と行動実験、ゲノム研究、再生医療、最近の研究動向だけでなく研究の総括も。

6. 発表の方法(現在、口頭発表、ポスター発表が取り入れられています。79回年会は口頭発表295題、ポスター631題でした。80回年会は口頭発表277題、ポスター586題の予定です。発表形式とその割合、演題数などについてご意見をお寄せください。奨励賞の発表の仕方と発表日程などについてもご意見をお聞かせ下さい)

まとめ:口頭発表を充実させる(数を増やす、発表時間を長くする)。

  • ポスター発表を充実させる(スペースを広くする。発表時間を奇数・偶数で分ける。発表時間が特別講演と重ならないようにする)
  • 英語で発表する。疾病領域毎に演題を振り分ける。演題のカテゴリーの振り分けが不十分。

7. 年会中のスケジュールについて(年会は、3日間にわたり開催されています。特別講演やシンポジウム、一般講演などプログラムの立て方はいかがでしょうか?多くの演題を聞き、より学術交流を高めるには、どのようなプログラムが適当ですか?)

まとめ:3日間でよいが、最終日の参加者が異常に少ないのが問題だ。関連ある特別講演やシンポジウム、一般講演が同じ時間帯になっている場合がある。開始時間を早めたり、夜まで行うなど、時間を広く取ったほうが多くの演題を聞ける。ポスター発表を、奇数・偶数に分けるなど、工夫が必要。
一般演題とシンポジウムは、別の時間帯で行い、重ならないようにする。

8.年会の前後に行っている研究会や学術集会など、いわゆるサテライトについて(年会前後にあなたが参加しているサテライト名と時期、参加人数、年会と合同企画の可能性、会員に対する案内の方法、スポンサーなど、お教えください。年会ホームページでその会合の案内を希望されますか?サテライトで一般演題がある場合、年会の内容と重複しませんか?サテライトは招待講演だけですか?一部、年会とジョイントすることは可能でしょうか?)

まとめ:サテライトを無理に年会に入れる必要なし。

  • しかし、年会HPやプログラムで案内はしてほしい。
  • 細胞電気薬理研究会(年会前日、60名)
  • 神経精神薬理若手研究者の会(年会前日、150名)

9. 今後、年会と並行または合同で開催したい学会など(薬理学会が後援・共催している集会などで、今後は年会に組み入れたり、合同で開催したほうがよいものはありますか?例えば、日韓薬理学合同セミナーなどは、単独で開催するには予算的に大変であり、年会や薬理学会地方部会などと並行または合同で開催したほうが、両国の薬理学会員の交流を促進する上で有効と考えられます。該当する会がございましたら、今までの経過と参加人数などもご記入ください)

まとめ:

  • 日本生理学会(13件)、
  • 日本臨床薬理学会(7件)、
  • 日本薬学会(5件)、
  • 日本医療薬学会(1件)、
  • 日本分子生物学会(1件)、
  • 日本癌治療学会(1件)、
  • 日本化学療法学会(1件)、
  • 日本遺伝子治療学会(1件)、
  • 免疫学会(1件)、
  • 循環器学会(1件)、
  • 細胞生物学会(1件)、
  • 精神神経薬理学会(2件)、
  • 日本生化学会(2件)、
  • 日本免疫学会(1件)、
  • 神経化学会(2件)、
  • 神経科学会(1件)、
  • アジア・その他の国との薬理学会共催(韓国、オーストラリア、アメリカなど) (8件)。
  • 地方部会を減らし、合同でできないか。(1件)
  • 国際受容体シンポ(1件)。
  • 日韓薬理学合同セミナー(7件)。

10.関連領域との連携など(現在、日本薬理学会では、日本臨床薬理学会や日本トキシコロジー学会と、共催のシンポジウムを互いの年会の中に組み入れて行うことが可能か、交渉中です。このような共催を通して学会間の交流を深めるのが狙いです。共催を希望する関連領域の学会・研究会、およびシンポジウムテーマなどをご記入ください。)

まとめ:共催を希望する意見多い。

共催を希望する学会

  • 日本生理学会
  • 臨床薬理学会
  • 日本薬学会
  • 日本医療薬学会
  • 日本分子生物学会
  • 日本臨床薬理学会
  • 日本癌治療学会
  • 日本化学療法学会
  • 免疫学会
  • 循環器学会
  • 細胞生物学会
  • 精神神経薬理学会
  • 神経化学会
  • 神経科学会
  • 日本トキシコロジー学会
  • 日本臨床腫瘍学会
  • 生化学会
  • 日本ヒスタミン研究会
  • 日本アレルギー学会
  • 消化器学会
  • 老年学会
  • ADMEに関する学会
  • 感染症学会

シンポジウムテーマ

  • 最新の分子生物学に関連したもの
  • 最新の病態関連情報や臨床で模索されている新規治療法
  • 薬理作用と毒性作用の相関性と非相関性
  • 前臨床薬理と臨床薬理の相関性と非相関性
  • PK-PD studyの進め方
  • 薬物代謝の酵素発現異常などによる薬物代謝・安全性に関する内容
  • 新規抗がん剤の創薬のターゲットに関する話題
  • PGx
  • バイオマーカー
  • QT延長など循環器系・副作用
  • トランスレーショナルリサーチ関連

11.他の学会との関係(多くの方が、薬理学会以外に複数の学会にも所属しています。その学会の年会と、薬理学会年会をどのように結びつけていったらよろしいでしょうか、御意見をお寄せください)

まとめ:賛否両方の意見あり。

賛成意見
日本生理学会(第76回年回は合同だった。その評価と総括はどうなったのか?3年に1回は合同で)。日本臨床薬理学会、日本トキシコロジー学会、ISHR日本部会、免疫学会、神経化学会、精神薬理学会、日本臨床腫瘍学会(3月開催)、平滑筋学会、生化学系、薬学会(3月開催なので)。経済的、時期が合えば賛成。サテライトや分科会として。FASEBのように。

反対意見
開催時期がずれている。独自性がなくなる。学会が巨大化して役割・位置付けがわからなくなる。日本循環器学会とは内容がバッテングする。特定の疾患分野の臨床系学会と結びつけるのは難しいのでは。

12.参加者を増やすための方策など(年会の参加者(非会員も含む)を増やすには、どうしたらよろしいでしょう)

まとめ:参加費の値下げ(学部学生や大学院生は無料に。1日のみの参加割引制度導入も)。若手研究者の参加を呼びかける。大学院生の発表を増やす。大学院生コーナーを設ける。若手の企画を入れる。講師、助教授を座長に。研究のレベルを上げればよい。シンポジウムよりも一般演題をもっと盛り上げる工夫が必要。発表賞の充実。開催地が集中しないほうがよい。学会認定制度の導入は?懇親会費を下げる。一般の人から話題となるテーマを募集する。部外者が入りくい雰囲気がある。製薬企業に勤めるものとしては、もっと現実的に役立つ情報が必要(学問とは別に、創薬やすでにある薬剤の改良など新薬開発に関する話題が必要)。

13.広報について(一般の方に年会をもっと広く知ってもらい、参加してもらう方法およびマスコミ対策などについて御意見をお書きください)

まとめ:事前にマスコミ報道する。市民公開講座を充実させる。年会前後または年会中に、患者さんを含む市民向けの相談コーナーなどを設ける(臨床学会ではすでに行っている)。ポスターに非会員歓迎を明確に表示する。一般向けのシンポジウムを行う。話題性の高い論文の発表を行い、画期的な薬の誕生などを紹介する。同じ大学・企業内で、薬理作用に興味を持ってもらうようアピールする。小・中学校、高校などから演題を募る。医師会との連携。HPの一般向け充実。

14.賞について(年会の応募演題の中から優秀賞が決められています。また、若手研究者を対象とした薬理学会学術奨励賞の発表も年会中に行われています。これらは、十分周知されていますか?また、これ以外に、薬理学会に特別な賞を設ける必要はありますか?)

まとめ:賞を設けることは、研究者の励みになるからよいという意見が多い(しかし、賞を増やすことは価値の低下を招くという意見も有り)。統一した評価規定、オープン化が必要。優秀論文賞を設けたら。優秀発表賞は必要(しかし、選考過程が一定していない。年齢制限は要らない)。江橋節郎賞は賛成。このほかに、応用薬理、臨床薬理、社会貢献のどに対する賞も設けたら。各賞の周知化を図るべし。部会別に賞を設けては。参加者が選ぶポスター賞(一人一日一票)。

15.総会について(現在、総会は年会2日目の夕方に開かれています。総会の日程、時間、内容などについて御意見をお寄せください)

まとめ:現状でよいという意見と批判が半々。長すぎる(1時間以内で。事務報告は短くしてほしい)。2日夜はよくない(2日昼1時間ぐらいという意見多い。ランチョン前だと参加者増える)。評議委員会と総会を兼ねる拡大評議会にしては。

16.懇親会について(年会2日目の夜に懇親会が開催されています。この懇親会について御意見をお寄せください)

まとめ:現状でよいという意見と批判が半々。会費を下げる。薬学会ではミキサーという意見交換会がある。若手の出席が少ない。2日目でよい。懇親会でいろいろな表彰を行うのは問題である(名誉会員の伝達ぐらいまでで十分)。会費に見合った食事が出ていない。華やかな懇親会を楽しみにしている。

17.その他の御意見(年会をより有意義な場にする方法は?これまでとは違った画期的な企画、他の学会での印象・比較などございましたらご記入ください)

まとめ:代表的意見を提示する。

  • 複数の製薬企業が協力しての企画、病院薬剤師による企画などを推奨する。病院薬剤師会などとの提携あるいは共同企画があっても良い。
  • 現役の教授陣は、ポスター会場にもっと足を運ぶべきだ。ポスター発表のメリットを生かすよう、啓蒙活動が必要だ。
  • 研究費や人材確保に悩んでいる会員の相談窓口は作れないか?また、個々の研究に対する投資家・寄付者を募る窓口またはその研究に投資を呼び掛ける窓口を作れないか、ベンチャー企業との接触など。
  • 学会開催の方向性としては一律化されてきている。企画に智慧を使うことが必要で、アジアとの協力とか、前述の近隣学会との協力とか、3年に1度くらいは、気分が非常に変わるような企画も検討すべきである。
  • 「日本」にとどまらず、「アジア」の薬理学会を目指すため、英語発表を設ける。生理学会との共同開催とすれば会期も1日延期が可能となる。年会規模を大きくすると、会頭個人レベルでの学会運営(財政面)は困難を極めるので、学会主体で年会運営を行い、会頭はソフト面(学術企画)に専念できる基盤作りを期待する。
  • 企業展示ブースのところが寂しい。もっと小さな規模の学会でも企業をうまく取り込み収入を得ているところがある。このためには現状のプログラム構成をもっと企業寄りに一工夫必要である。同じ内容でもテーマ名を変えることで企業の注目を引くことは間違いない。
  • 日本薬学会では、昨年から大学院生主体(大学院生がオーガナイズ)のシンポジウムが行われている。このような若手が主体となって学会を盛り上げる機会を多く作るべきだ。座長の依頼の際に、若い人の質問を積極的に取り上げること、建設的な意見を出すことなど指導をすべき。若い研究者がこの学会に参加すれば有意義な意見、示唆、技術等の情報が得られると確信できる場を作ることが最重要と思います。
  • 臨床薬理学会の企画するプログラムはup to date で社会的必要性が高く、参加者はきわめて意欲的である。
  • 学生の大会参加を促すため、民間企業就職相談会の拡充や国公立民間研究所への展示会への招待はできないか?抄録のハードコピー(JPS suppl.)は廃止し、CD-ROM版のみにすることをご検討いただきたい。
  • 同領域の研究者が集合・討論できるような場所や時間設定など(同様な発表が同時間に進行しないように)考慮したプログラムの作製してほしい。
  • 高度難聴のため、ポスターの際は補聴器などを使ってコミュニケーションをとることができますが、シンポジウムや口演などでは、スピーカーから発する音声を聞き取ることができません。そこで提案というかお願いですが、ユニバーサルな観点に立って、難聴の方々に対して補聴システムを充実化していただけると助かります。システムについて例を挙げますと、各会場にマイクからの音声を特定周波数の電波を発信できる送信機をアンプに接続するなりして準備します(混線を避けるために会場ごとに周波数を変えます)。そして、総合受付で送信機に対するレシーバーを貸し出します。特定周波数として電波法で規定されている周波数は数十チャンネルありますので、複数チャンネルに対応するレシーバーを使用することで対応できます。
  • 個々の研究者の興味の方向はまちまちなので、この問題を解決するのはたいへん難しいと思います。あるキーワードについて、1日目はシンポジウムと特別(招待)講演、2日目はミニシンポジウム、3日目はポスターにするなど毎日自分の興味ある分野の発表があるようにアレンジしていただきたい。
  • 薬理学と分野の近い他分野の研究者を加えたシンポジウムは好評のようです。先ずは、そのようなシンポジウムの拡充をするのは如何でしょうか。更に、進展して学会のジョイントにつながればよいと思います。
  • 年会長のアイデアと薬理学の将来をしっかり調査検討した年会学術企画委員会の長期的な視点からの企画が、学会にとって最も重要な年会を盛り上げと思われます。
  • 本アンケートのように、「学会員(特に若い会員)の意見を求め、委員会で検討した上で、できる限りこれらの意見を取り入れた企画を実施し、学会後に評価と総括を行う」ことを繰り返してゆくことが必要と思います。若い(中堅の?)学会員を(オブサーバーとして?)委員会に加えて意見、アイデアを求めるのも一方法かと思います。

以上

このページの先頭へ