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シンポジウム「薬物依存;線条体ドーパミンによる意思決定の機序とその障害」開催のお知らせ

http://www.secretariat.ne.jp/jmsas46/

 来る10月13日から愛知県産業労働センターにて開催されます「平成23年度 アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会」におきまして、10月14日(金)AM9:00より、「薬物依存;線条体ドーパミンによる意思決定の機序とその障害」と題したシンポジウムを開催いたします。各シンポジストと演題は以下の通りです;

座長;戸田重誠(金沢大学附属病院神経科精神科)
   中原大一郎(浜松医科大学総合人間科学講座心理学分野)

  1. Serotonin Activity and the regulation of impulsivity
    Kenji Doya (Okinawa Institute of Science and Technology)
  2. 脳の報酬系:外側手綱核とドーパミンニューロンの役割
    松本正幸(京都大学霊長類研究所)
  3. 薬物依存と意思決定における大脳基底核神経回路の制御機構
    疋田貴俊(大阪バイオサイエンス研究所)
  4. コカイン依存における側坐核の役割;ドーパミン、グルタミン酸、そして酸化ストレス
    戸田重誠(金沢大学附属病院神経科精神科)
  5. 報酬に基づく意思決定機構に対する覚せい剤の効果
    溝口博之(名古屋大学環境医学研究所近未来環境シュミレーションセンター)

本シンポジウムでは、線条体が関わる意志意思決定機構の最新理論や、線条体におけるドーパミンとセロトニンあるいはグルタミン酸の相互関係、衝動性制御や習慣性促進の機序などの基礎研究から、薬物依存研究の動物モデル、基盤となる分子メカニズム、最新の研究テクニックと成果に至るまで、国内における各分野の専門家に最先端の展開を紹介していただくと同時に、薬物依存の統合的な理解と、これからの研究の方向性の提示を目指した、これまでにない野心的な企画となっております。この機会に、アルコール・薬物依存の臨床に直接関わり、研究や治療法開発にも関心を持たれる皆様のみならず、意思決定、報酬系、線条体や側坐核の機能と病理、行動薬理、精神疾患動物モデル研究などにご関心がある基礎系研究者の皆様にも、幅広くご参加いただき、薬物依存について関心を持っていただけたらと希望しております。詳詳及び参加費などにつきましては、学会ホームページをご参照下さい。

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