公益社団法人日本薬理学会
The Japanese Pharmacological Society

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100周年記念博士研究奨励賞

<趣旨>

日本薬理学会創立100周年を記念して、博士課程に所属または博士号取得後間もない優秀な若手薬理学研究者を顕彰する制度を令和6(2024)年に設けました。
薬理学研究の次の100年を担う人材育成を促すことを目的としています。

<応募資格>

申請者は以下の要件を満たしていること。

 ・ 応募時点で、原則として大学院博士課程在学中または博士号取得後の研究期間3年以内とする。
  ただしライフイベント等の事情により柔軟に対応する。
 ・ 応募時および表彰時に日本薬理学会会員である。
 ・ 選考された場合、受賞記念講演会および表彰式に参加可能な方。
 ・ 既に本賞を受賞した方は対象外とする。

<応募方法>

所定の応募申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上PDF形式に変換し、本会事務局Eメールアドレス宛に提出する。

 ・ 申請者自身が提出すること。記載内容に不備がある場合は選考対象外とする。
 ・ 推薦者1名が推薦できるのは申請者1名に限る。
 ・ 推薦者については、申請者の研究を指導した者または深く理解している者(共同研究者等)とする。
  博士課程における所属研究室の責任者に限定するものではない。
  また推薦者の所属学会等は問わない。
 ・ 研究内容は博士課程で行っている(行った)ものであることを原則とするが、その後の展開を含めることを妨げるものではない。

<選考基準および選考方法>

 ・ 研究内容の独創性、薬理学的意義、発展可能性等の観点から選考を行う。
 ・ 5名程度を選考する。
 ・ 担当委員会が選考を行う。
 ・ 選考結果は、申請者メールアドレス宛に通知する。

<表彰>

 ・ 年会において受賞記念講演会および表彰式を開催する。
 ・ 受賞者には賞状と副賞を贈呈する。

<申請書提出先>

(公社)日本薬理学会 事務局

  

第2回(2025年度)日本薬理学会100周年記念博士研究奨励賞

<募集期間>

 準備中

<応募方法>

 応募申請書を以下からダウンロードし、必要事項を記入の上PDF形式に変換し、本会事務局Eメールアドレス宛に提出する。

 応募申請書(準備中)

<選考結果>

  • 選考結果は申請者メールアドレス宛に通知する。

<表彰>

  • 第99回日本薬理学会年会(2026年3月16 – 18日 東北大学川内キャンパス)において受賞記念講演会および表彰式を開催する。
  • 受賞者には賞状と副賞を贈呈する。                              

第1回(2024年度) 日本薬理学会100周年記念博士研究奨励賞

抱 将史 (和歌山県立医科大・薬)
『血管性認知障害におけるグリア細胞の病態生理学的役割の解明』

河合 洋幸 (大阪公立大・院医) 
『快および不快情動の制御におけるセロトニンの役割』

窪田 悠力 (藤田医科大・精神神経病態解明センター) 
『双方向トランスレーショナルリサーチを基盤とした精神神経疾患の行動薬理学的解析と機序解明』

田中里奈子 (名古屋大学医学部附属病院)
『Rho-kinaseの阻害は,統合失調症に関連するArhgap10遺伝子変異を有するマウス内側前頭前皮質のスパイン密度の減少とmethamphetamine誘発性認知機能障害を改善する』

宮本 佑 (大阪大・免疫学フロンティア研究センター)
『肝内の門脈近傍マクロファージは腸内細菌の侵入による炎症から臓器を守る』 

 吉岡 寿倫 (東京理科大・薬)  
『ストレス関連疾患を標的としたδオピオイド受容体作動薬の創薬研究』

吉本 愛梨 (東京大・院薬)  
『心拍数を意図的にコントロールする神経回路』

* 50音順、所属は受賞当時の表示


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