
日本薬理学雑誌
最新号
第158巻 第2号 2023年3月

特集 薬理学・臨床薬理学教育におけるアクティブラーニングの新展開
実践的薬物治療教育「薬理学ロールプレイ」の医学・歯学・薬学・看護学教育における展開と工夫
P-drugレポート導入による薬理学ロールプレイの学習効果の向上
オンライン薬理学ロールプレイを活用した医学部 2大学合同教育の実践と課題
特集 先端的機能イメージングによる脳疾患の回路病態の解明
バーチャル環境下の脳活動イメージング:自閉症モデルマウスにおける海馬認知地図の異常
アルツハイマー病モデルマウスの神経機能回路破綻過程の観察と新規治療開発への応用
特集 インスリン・糖尿病研究の新展開:基礎から臨床まで
インスリン受容体シグナルによる糖輸送体GLUT4小胞の膜発現機構
インスリン由来アミロイドーシス(インスリンボール)とインスリン療法の皮膚合併症
日本看護科学学会と日本薬理学会との共同学術企画の紹介:インスリンボールのアセスメントと予防ケアに関するスコーピングレビュー
実験技術
創薬シリーズ(8)創薬研究の新潮流55
医薬品研究開発におけるMicrophysiological systems(MPS)研究の現状―安全性評価を中心に―
新薬紹介総説
膵作用と膵外作用の2つの血糖降下作用をあわせもつ世界初の経口2型糖尿病治療薬イメグリミン塩酸塩(ツイミーグ®錠)の薬理学的特性と臨床効果
経口α4インテグリン阻害薬カロテグラストメチル(カログラ®錠120 mg)の薬理学的特徴と臨床試験成績
最近の話題
執筆の手引き
日本薬理学雑誌沿革
本誌は、当時の京都帝国大学教授森島庫太博士の同大学教授在職 25 周年(1925年)を機に、薬理学領域における研究業績を収載して薬理学の進歩発達に貢献し、併せて同教授の学徳を記念するため、門下生一同が拠出した基金の利息の補助により同年11月20日に創刊されました。その後、第14回日本薬理学会(1940年5月)における議決を経て、1941年1月号(第31巻第1号)から日本薬理学会の機関誌となり、当初は前記同博士記念会および東京帝国大学名誉教授 林 春雄博士を委員長とする薬理研究会より刊行援助金を受けていました。また、1944年には、1929年から慶應義塾大学薬物学教室により刊行されていた「実験薬物学雑誌」が本誌に統合されました。本誌は第39巻までは日本薬物学雑誌の名称でしたが第40巻より日本薬理学雑誌と改題しました。(詳細は、本誌 95(1), 1-5, 1990)
会誌編集委員会
広報委員長兼会誌編集委員長
山田 清文
会誌編集委員
吾郷 由希夫,石澤 啓介,石澤 有紀,上原 孝, 大矢 進, 金子 周司,木内 祐二,久米 利明,武田 泰生,田熊 一敞,成田 年