公益社団法人日本薬理学会
The Japanese Pharmacological Society

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平成28年度第2回理事会報告

2016.05.25

日 時:平成28年3月8日(火) 15時5分〜18時
場 所:パシフィコ横浜会議センター「213会議室」
出席者:理事長,理事15名,監事2名,オブザーバー3名

議事

1.平成27年度決算の結果,正味財産は1,028万1,524円の増加となった.公益目的事業会計が約760万円の黒字,法人会計が約300万円の黒字である.事業費の黒字は前期理事会から取り組んできた財政改善策の効果が編集・刊行費の大幅な減少という形に表れたこと,管理費の黒字は事務局職員の嘱託雇用による人件費の減少が大きな要因である.理事会は平成27年度収支決算及び事業報告を承認し,学術評議員会及び総会に諮ることを承認した.なお,公益目的事業会計における黒字は収支相償の原則に反するため,平成28年度中に黒字解消計画を策定し,平成29年度中の解消を図る.

2.監事より平成27年度の事業報告及び決算報告を監査した結果,適正に処理されていることを確認した旨の監査報告がなされた.

3.平成28年度予算及び事業計画は昨年12月の理事会で承認され,内閣府に提出されているが,予算書の公益目的事業会計は収支相償とすべきとする内閣府立入検査時の指摘に基づき,補正予算を編成し,平成28年度第1回理事会で承認されている.理事会は,平成28年度補正予算及び事業計画を学術評議員会及び総会に諮ることを確認した.

4.平成28年1月25日に内閣府公益認定等委員会調査官による立入検査が行われ,改善すべき点はあったものの,公益認定基準に抵触するような指摘事項はなかったとのことが報告された.

5.平成28年4月1日に就任する新学術評議員申請者27名全員の就任を承認し,学術評議員会及び総会に提案することを決定した.

6.第88回年会より,年会抄録集は全面電子化され,Web上で公開されている.冊子体作成を前提とした年会会計運用規則の「抄録掲載料」の文言を「演題登録料」に改めることを決定した.

7.賞の在り方に関する諮問委員会の審議結果を受けて,江橋節郎賞については,1)40歳代から50歳代をも受賞対象とする,2)学術評議員の他に名誉会員も候補者を推薦することができる,3)推薦者数は複数を可とし,候補者推薦の拡大を図る,ことを決定した.学術奨励賞の重複申請については,受賞歴及び応募中の賞に関する全てのリストを申請時に提出すること,申請漏れがあったときは賞を取り消す可能性があることを推薦要領に記載する,ことを決定した.

8.日本薬理学雑誌(日薬理誌)の著作権の取り扱いに関してJPSで使用していたCopyright Transfer Agreementを日薬理誌用にアレンジして使用すること,今後,広報委員長が執筆依頼状に著作権譲渡と図表等の転載に関する取り決めを提示し,責任著者が承諾したうえで執筆の受諾をとる手順を承認した.転載許諾についての申請書が不統一であるあため,申請書式を作成し,本会ホームページからダウンロードして使用してもらうことを決定した.

9.次期理事会,次期委員会への申し送り事項を確認し,事務局の在り方についての検討,及び選挙の在り方についての検討を追加することを決定した.

10.平成27年12月1日から平成28年2月29日までの新入会希望者27名全員の入会を承認した.

11.第89回年会の参加者総数は当日参加者を含み昨年並みの2,200名程度が見込まれること,一般演題,学生セッションを合わせた演題総数は718演題であるとの事前参加登録数及び演題数の状況が第89回年会長より報告された.第89回年会初の試みは,若手研究者キャリア支援プログラムを企画したこと,及び参加証ホルダーに収まり,持ち運びしやすいポケットプログラムを作成したことである.

12.次回理事会は,総会翌日の3月10日に年会会場の213会議室で新理事会を開催する.

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