公益社団法人日本薬理学会
The Japanese Pharmacological Society

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平成27年度第3回理事会報告

2016.05.25

日 時:平成27年5月30日(土) 13時〜17時20分
場 所:ステーションコンファレンス東京 503-C(東京都千代田区)
出席者:理事長,理事17名,監事1名,オブザーバー3名

議 事

1.年会企画シンポジウムについての方針,(1)トピックとなる企画シンポジウムを予め提示して,公募シンポジウムとの重複を避ける,(2)若手研究者,女性研究者,海外からの研究者がシンポジストとなるものを優先する,に基づき, 1)iPS細胞:創薬研究における現状と課題,2)レギュラトリーサイエンスの進歩と医薬品審査,3)パーソナルゲノムデータとビッグデータが描く未来の医療,4)生理機能発現における臓器間ネットワークの重要性,5)CRISPR/Cas法によるゲノム編集技術,6)薬理学研究における計算科学:生体機能シミュレーションの応用,7)看護における薬理学教育を考える〜薬物治療に強い看護師を育てるには〜,とする第89回年会の企画シンポジウム案を承認した.

2.2018年の第91回年会は,WCP2018及び日本臨床薬理学会との共催で7月に京都で開催される.毎年3月に開催する年会を7月開催とする変則的な開催であり,年会長についても例外的扱いとし,WCP2018の大会長である成宮 周氏に担当してもらう方向で進めることを決定した.

3.規則の変更等について
・COI自己申告について,1)自己申告が必要な金額の基準を,企業や団体が提供する「研究費」,「奨学寄附金」いずれも「200万円超」としていたものを「100万円以上」とすること,2)提出されたCOI自己申告書の保管期間を「2年間」としていたものを「10年間」とすること,3)不服申し立て請求先を「不服申し立て審査委員会」としていたものを「倫理委員会」とするCOIマネージメント施行細則改定案,及び申告書様式改定案を承認した.
・役員選考会委員に「就任年の4月1日において年齢満65歳未満」,「連続2期を超えて就任することはできない」とする要件を追加した役員選考委員会規定変更案を承認し,委員の就任期間については「年会選挙終了後初めて迎える年会(年会選挙翌年の年会)から,当該年会選挙の終了のときまで」とすることを確認した.
・新学術評議員の申請に際して,学部学生及び研修医の期間を研究歴に算入できる基準に,「薬理学会に入会し,在籍した期間」を追加する新学術評議員選考規定変更案及び新学術評議員選考規定運用基準変更案を承認した.
・JPS査読者の質の向上と,掲載論文の国際的価値を高めることに資する目的でJPS優秀査読者賞を創設すること,創設にあたり,JPS優秀査読者賞の運営について定める「JPS優秀査読者賞規定」,JPS優秀査読者の選考手順について定める「JPS優秀査読者賞選考規定」及び「JPS優秀査読者賞受賞者選考規定運用細則」の各制定案を承認した.

4.第20回JPS優秀論文賞3編を決定した.

5.女性を常置委員会委員に最低限1名追加する方針に則り,常置委員選挙の得票上位から財務委員会に女性委員1名を選出した.

6.英国薬理学会(BPS)より日本とのジョイントミーティングをPharmacology2017で開催したいとの申し入れがあり,本申し入れを受諾することを承認した.

7.平成27年3月1日から4月30日までの新入会希望者41名全員の入会を承認した.

8.理事長より,WCP2018開催後の国際的活動を戦略的かつ長期的展望のもとに展開していく目的で委員会を組織して対応する提案がなされ,委員会運営のための規則の制定,人選について次回の理事会に諮ることを決定した.ASCEPTとJPSの講師交換プログラムにより2015年の11月29日〜12月2日にオーストラリアのタスマニア島ホバートで開催される会議に大阪大学の金井好克教授を派遣することが承認された.

9.第89回年会長より,1)総会,学術評議員会の開催時間は1日目(9日)の14:50〜17:50とする,2)懇親会の場で行われてきた名誉会員の推戴式を2日目(10日)の午後に,プレナリーレクチャーと江橋賞受賞講演の間に行う,とする年会の変更点が説明された.

10.第90回年会長より,第90回年会は平成29年3月15日〜17日の会期で,長崎のブリックホールと長崎新聞文化ホールの2会場で開催するとの準備報告がなされた.

11.次回の理事会は,12月12日(土)の午後に東京で開催の予定である.

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